こんにちは。
今年もVoiVoiでは桃パンケーキを提供中です。
私は今日の日本における桃パンケーキの原型を作ったのが、
パンケーキママだと思っています。
VoiVoiの桃パンケーキ人気はそういったオリジン的なご支持もあるのではないでしょうか。
20年くらい前は桃パンケーキ全然なかったですからね。
あってもガレットの黄桃的な使われ方でした。
はじめは桃ジャムと生クリームをジュレとともにバターミルクパンケーキに
マッチさせるという内容でした。
私が引き継いでからは、
それを発展させる形で、お客様の需要とバランスを取りながらボリュームを上げていきました。
コンポートやジャムの製法もフレッシュ感を高める方法をあれこれ試して改良していきました。
ほんとは今でも桃パンケーキは桃ジャム、生クリーム、パンケーキで完結しても良いと思っています。
しかしこれだけ世の中に桃スイーツが溢れてくるとそういうわけにはいきません。
この数年は丸ごと湯むきした桃を乗せたものが流行っていますが、
私はあのスタイルはどうも魅力を感じません(あくまで個人の感想ですよ。しかも桃の美味しさは個体差が激しいのにあれはどうやって判別しているんだろうと疑問に思ったり。)
私はすべての桃を味見しながら、使用していきます。
1個体の中でも糖度分布は変わるので、なるべく美味しいものを使うようにしています。
今年もVoiVoiでは一皿の一体感を求めて、
追熟させた状態の白鳳系をジャムに、コンポートに、ジュレにしています。
生桃を合わせると余裕で1玉以上使用!
生桃には夢みずきを中心に、ケース13玉くらいの超大玉を使用しています。

伝わりますかこの大きさ。(比べるものおけば良かった。笑)
ちょっと皮に傷がついているくらいの方が味がのっていることが多いので、
生桃で傷ついているのをそのままのせているのはそういう意図なんだとお考えください。
固い桃になってきたらおしまいです。
東京ではカリカリ桃を出すと怒られちゃうのと、バターミルクパンケーキに合わないためです。
大事に桃を温度管理して、
美味しい桃パンケーキになるように頑張っていきます。